葛とは

マメ科の双子葉植物。つる性の多年草で木にからみつき、地を這って繁茂。
つるの長さは10m以上に及びます。アジア原産の植物で。日本から中国にかけて自生し、
日本では昔、大和国吉野町国栖(くす)で採集されたことから吉野葛の名前が広がりました。

葛の茎の繊維は非常に強く、葛布という織物に加工され、着物の帯などに使われます。
地下茎は長く、肥大して直径10cmくらいからそれ以上になります。
この地下茎に良質の澱粉が多量に含まれており、葛粉の原料となります。
デンプン乳は一本の葛根から7,8%しか取ることができません。
その希少価値の高さが白いダイヤと呼ばれる由縁であります。
また、この根を乾燥させたものを葛根≠ニいい、発汗・解熱に作用し漢方では風邪薬とされているだけではなく、
滋養が高く胃腸に優しく働きかけ、胃腸の弱い方∞乳幼児の離乳食
さらに、病院では流動食≠ニして使用されているようです。

「鹿児島県産本葛は全国生産量第1位」

葛プリン

有名な吉野葛に代表されるような、京都・奈良方面への出荷がほとんどです。

鹿児島の一次産業はそのほとんどが県外に出荷され、他県で加工・ブレンドされ中々鹿児島県産という表記にはならないものばかり。

本葛もその1つで、有数の産地でありながら陽の目をみることが少ないです。

一般的に葛というと、澱粉主体のものが多く、本葛とうたっていても中国産だったり、100%本葛じゃないものが大半です。

葛は、葛餅、葛きりに代表される和菓子の他、葛湯や葛根湯など漢方としてもよく利用されます。

本葛にはイソフラボン誘導体が含まれており、体を温めたり、発汗作用を高めたり解熱作用があるため昔から風邪の初期症状のときなどに服用されてきました。

本葛は体を温めてくれるやさしい食材と言えます。